茶道教室 報告
11月16日に表千家真鍋信子先生のご指導の下、PJAコミュニティハウスで大人向け茶道教室が開催されました。、まず目に入ったのは赤い実をさした花器ですが、何気なく置いてあったものの、それには「実が成る」という意味があることを学びました。その横には「喫茶去」と書いた色紙が立て掛けてありました。直訳はお茶を飲み去るですが、禅語でお茶席に入ってくる人には、近しい人、一見さん、自分の先生など、さまざまな人がいますがどの人を特別にもてなそうなどと考えず、まずは自分の目の前にいる大切なお客様に、平等にお茶をだす余裕を持つようにしましょうという意味があるそうです。美しい器に抹茶の緑が生え、美味しそうな匂いにうっとりいたしました。いただく前にお茶碗を回すのは知っていましたが理由はずっと知りませんでした。一番綺麗な正面が見えるように置いて頂きますが、正面に口をつけるのは仏教でも良くないので避けるという意味だそうで、表千家は時計回り、裏千家は反対回りという事まで教わりました。お菓子とお茶を頂く前に「お先に」と言って同席者に心配りをします。「お茶なんて自分には」と思っていましたが、奥深い学びの場であり何百年も続いた伝統の大切さを体験できました。素人の私達に沢山質問をさせて下さって懇切丁寧に教えて下さった真鍋先生、ありがとうございました!(茶道教室体験者)